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  • 2014.12.12
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年12月12日(金)付



はやぶさ2

民主政権で頓挫寸前、予算を復活


3日に打ち上げが成功した小惑星探査機「はやぶさ2」。有機物や水が存在するとみられる小惑星の地下物質を採取し、6年後の2020年に地球に帰還する予定です。


壮大なこの計画も、実は民主党政権の下で一時、頓挫しそうになりました。09年夏、文部科学省は、はやぶさ2の10年度予算を17億円要求。ところが、09年9月に民主党政権が誕生すると"事業仕分け"で3000万円に減らされたのです。10年6月に初代「はやぶさ」が帰還するや、民主党政権は手のひら返しで絶賛し、翌11年度予算で30億円を付けましたが、12年度予算は要求額の半額にも満たず、再び計画実行が危惧されました。


公明党は、「宇宙開発は国家戦略」との方針で、予算拡充や研究促進を主張。民主党政権が予算を減らした時も、国会質問で「単純な外見的な基準だけで(予算を)切ってしまうのは非常に問題だ」と訴え、予算の復活を求めました。


一貫性がない、民主党政権の政策に翻弄された「はやぶさ2」計画ですが、12年12月に再び自公政権が誕生。13年度予算では「14年度の打ち上げ」を明記し、103億円を計上。さらに、今年度は同省による要求額の満額126億円が付きました。

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