eコラム「北斗七星」

  • 2014.11.10
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年11月8日(土)付



プロ野球はソフトバンクの日本シリーズ制覇で幕を閉じた。最後まで戦い抜いた阪神にもエールを送りたい。今年のプロ野球は広島、オリックスの健闘で、観客動員数でパ・リーグが過去最高を記録するなど大きな盛り上がりを見せた◆野球はサッカーなどと並ぶ日本の人気スポーツ。その発祥は米国といわれ、19世紀中ごろまでに原型ができ、1869年に世界最初のプロ球団レッドストッキングスが、71年にプロ野球リーグが米国で設立された◆野球の変遷をたどると面白い。誕生当初、投手は下手投げのみで手首のスナップは使用禁止、一方打者は投手に投げるコースを指定できた。現在でいう四球は、9ボールで打者は一塁へという規定。さらに発足時は21点を先に取ったほうが勝ちというルールで、時間がかかりすぎという意見がファンなどからあり、9回終了時の得点差で勝敗を決するスタイルになった◆野球は数多くのルール改正を行ってきた。それは時間短縮とスリリングな試合展開をファンに楽しんでもらおう、という視点からの積み重ねだった◆こうした視点は政治も同じ。姜尚中・聖学院大学学長は「大衆的な願望をしっかりと背に受けて、公明党は政治に取り組んできた」と評する。結党50年、「大衆とともに」という立党精神を胸にさらに向上していきたい。(爽)

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