e海に巨大な「蓄電池」を

  • 2014.10.14
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2014年10月11日(土)付



インバースダム構想聞く
再エネ拡大で党委員会



公明党総合エネルギー政策委員会(委員長=江田康幸衆院議員)は9日、衆院第1議員会館で、石川容平・京都大学特任教授、間瀬肇同教授から、再生可能エネルギー比率の飛躍的向上をめざす「海洋インバースダム(KID)」の構想について説明を受けた。

太陽光や風力などの再エネ発電は現在、安定供給や系統、品質などの面で課題が指摘されている。その上で、KIDは再エネの「蓄電池」ともいえるもの。中が空間になっている巨大構造物を海中に建造し、海水を出し入れして発電と蓄電を行う。具体的には、再エネ発電などで空間内の排水を行い、海水の流入による水力発電で高品質の電力を供給する。海洋汚染の心配もないという。

石川特任教授は、昨年10月に京大や大手建設会社などでつくる「海洋インバースダムの会」(会長=石川特任教授)を立ち上げた経緯などを説明し、将来の実用化に向けた支援を求めた。

江田委員長は「検討の必要が大きい」として、後押しする考えを示した。

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