eトリアージの法整備を

  • 2014.09.26
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年9月26日(金)付



党厚労部会 災害医療で意見交換



公明党厚生労働部会(部会長=古屋範子副代表)は25日、衆院第2議員会館で、大規模災害などで傷病者が同時発生した際、搬送や治療の優先順位を判定する「トリアージ」について、日本弁護士連合会災害復興支援委員会の永井幸寿前委員長、東京大学医学部付属病院災害医療マネジメント部の中尾博之部長から話を聞き、意見交換した。

席上、中尾氏は「トリアージは、治療の優先順位を決め、死者被害を最小限度にすることが目的だが、法的位置付けが明確でなく、医療従事者の精神的負担が大きい」と指摘。永井氏は「トリアージの判定は10~30%程度の誤りが発生する。免責などを明確にした法律を整備し、医療従事者が安心して災害医療に取り組めるようにすべき」との考えを示した。

古屋さんは「立法化の課題を含め、党内議論を深めたい」と述べた。

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