e造血幹細胞移植感染症防止へ支援

  • 2014.08.26
  • 情勢/社会
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公明新聞:2014年8月26日(火)付



党プロジェクトチーム 神戸の先進事例を調査



公明党の造血幹細胞移植推進プロジェクトチーム(PT、山本香苗座長=参院議員)は25日、神戸市中央区にある神鋼病院を視察し、同病院の高橋隆幸・血液病センター長、伊藤仁也・血液内科部長から、造血幹細胞移植を受けた患者の合併症やその治療法の課題について聞いた。これには山本座長のほか、竹谷とし子参院議員、中野洋昌衆院議員、地元の県議・市議、NPO法人「さい帯血国際患者支援の会」の有田美智世理事長も同行した。

造血幹細胞移植は術後、抗がん剤投与などで悪性腫瘍とともに免疫細胞も破壊されるため、免疫力が低下し、感染症を引き起こす。ところが、この感染症の原因となるウイルスの特定に1週間ほどかかり、この間に亡くなる患者も多いという。このため同病院では、他の研究機関と共同開発した網羅的ウイルスPCR検査法を導入。「1度に複数のウイルスを2時間以内で特定できるようになった」(伊藤部長)といい、救命率が向上している。

高橋センター長らはこうした医療技術の進展を踏まえ、研究費や他の病院から依頼される検査費の確保、造血幹細胞移植専門の看護師や相談員の増員などについて国・県の支援を求めた。

山本座長は「要望を踏まえ、今後も国、地方で支援を進められるよう検討していきたい」と答えた。

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