e核兵器のない世界を

  • 2014.08.11
  • 情勢/社会
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公明新聞:2014年8月10日(日)付




69回目 長崎原爆の日
山口代表が献花



長崎は9日、69回目の原爆の日を迎えた。爆心地に近い長崎市松山町の平和公園で、市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。被爆者や遺族、安倍晋三首相らが参列し、原爆死没者の冥福を祈った。

式典には、核保有国では、米仏ロ中のほか、インドが出席。米国のケネディ駐日大使も6日の広島に続き参列した。参列国は過去最多の48カ国となった。

犠牲者に水と花輪をささげた後、原爆投下時刻の午前11時2分、鐘の音などに合わせて1分間の黙とう。7月末までの1年間に死亡が確認された3355人の名前を記した原爆死没者名簿3冊を奉納した。死没者数は16万5409人となった。

平和宣言で田上富久市長は、核兵器保有国や日本を含む「核の傘」の下にいる国に対して、核廃絶をめざす国々との協議の場をつくるよう呼び掛け、日本政府には唯一の被爆国として先頭に立つよう求めた。

さらに、憲法に込められた不戦の誓いは、日本と長崎の原点と強調。世界には「次の世代に『核兵器のない世界』を引き継ぎましょう」と呼び掛けた。

安倍首相は「被爆の辛酸をなめた私たちは立ち上がり、祖国を再建し、長崎を美しい街としてよみがえらせた」とあいさつ。被爆70年目となる来年は「核兵器のない世界」を実現するための取り組みをさらに進める決意を表明した。

公明党から山口那津男代表をはじめ、遠山清彦衆院議員、谷合正明、秋野公造、河野義博の各参院議員、織田長、江口健、川崎祥司の各長崎県議、麻生隆、向山宗子、久八寸志、山本信幸、永尾春文、林広文の各長崎市議、大塚克史佐世保市議が参列した。

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