e「一刻も早く会わせて」

  • 2014.06.23
  • 情勢/国際

公明新聞:2014年6月23日(月)付



拉致被害者 家族ら集会 全員の早期帰国訴え



北朝鮮が近く拉致問題の再調査を始めるのを前に、拉致被害者の家族らが22日、全員の早期帰国を訴える緊急集会を東京都港区で開いた。家族らは「全員生存しているという前提で調査してほしい」「一刻も早く会わせて」と訴えた。

家族会の飯塚繁雄代表は集会の冒頭、「日朝関係が少しずつ動きだした。千載一遇のチャンスと捉え、できる活動をやっていきたい」とあいさつ。古屋圭司拉致問題担当相は「譲歩はちょっぴりで奪うのはたくさん、北朝鮮のそんなやり方は許さない。被害者全員を取り戻すことが大切だ」と強調した。

集会では、支援団体「救う会」の西岡力会長らが日朝合意や北朝鮮の現状などについて解説。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さんは「拉致は国家による犯罪で、一刻を争う緊迫感のある問題」と訴え、父滋さんは「今度こそいい結果が出てくるのではないかと期待している」と話した。

集会には、拉致の可能性が否定できない特定失踪者の家族も出席した。

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