e農政改革2法案が可決

  • 2014.04.24
  • 情勢/経済

公明新聞:2014年4月24日(木)付



「収入保険」導入へ前進 衆院委で樋口氏



衆院農林水産委員会は23日、コメや麦などの収入減少影響緩和交付金(ナラシ対策)の対象などを見直す農業の担い手経営安定法案の修正案に対する採決を行い、全会一致で可決した。

自民や公明などによる修正案では、農産物の市場価格の変動が農家の経営に及ぼす影響を緩和するため、「収入変動に対する総合的な施策の検討」が付則に盛り込まれた。公明党がかねてから提案していた、農家の収入が減った場合に補填する「収入保険」の導入に向けて前進することになる。

また多面的機能法案に関する採決も行われ、与党などの賛成多数で可決した。法案は、農地法面の草刈りなど農業者が多面的機能を支えるために、共同で取り組む活動を支援する「日本型直接支払制度」(多面的機能支払い)を創設することが柱。2015年4月から施行する。

採決に先立つ質疑で公明党の樋口尚也氏は、「新規就農者の収入が就農後2年目まで低迷している」として、販路拡大や品質向上への一層の支援を求めた。

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