e入札不調に対応急げ

  • 2014.04.22
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年4月22日(火)付



工期の柔軟化も主張
参院決算委で矢倉氏



21日の参院決算委員会で公明党の矢倉克夫氏は、公共工事の入札で受注業者が決まらない「入札不調」が増加している問題などを取り上げた。

矢倉氏は、入札不調について、「資材調達の難航による工事開始の遅れや人件費の高騰を招いている」という土木建設関係者の声を紹介。また工期について、「短い期間で急ピッチに作業する際には労働者を増やして雇わざるを得ず、人件費の高騰につながっている」と訴え、工期の柔軟性を図りやすい入札制度を検討するよう対応をただした。

太田昭宏国土交通相(公明党)は、入札不調をなくす努力をすると述べるとともに、余裕を持った工期を設定するなど、きめ細かな対応を進めると回答した。

また矢倉氏は、法曹養成に関して、国際競争力の強化の観点から国際的な法的紛争などの分野で活躍できる人材の育成を進めるよう提案。谷垣禎一法相は「人材を育て、海外で積極的に活躍してもらえることを考える必要がある」と述べ、前向きに検討を進める考えを示した。

このほか矢倉氏は、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)など高規格幹線道路のミッシングリンク(高速道路の途切れた区間)解消に向けて対策を求めたほか、農地の集約化を図るために耕作放棄地の利用を希望する農家に対する情報発信を進めるよう主張した。

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