e科学論文の不正防げ

  • 2014.04.08
  • 情勢/テクノロジー
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公明新聞:2014年4月8日(火)付



保育士確保も対策訴え
参院決算委で平木氏



7日の参院決算委員会で公明党の平木大作氏は、科学論文の捏造・改ざんについて、「報道された国内事例だけでも、2007年以降、ほぼ毎年10件ほどのペースで発生している」と指摘し、防止策をただした。

下村博文文部科学相は、「『研究活動の不正行為への対応のガイドライン』の見直しに関する具体的な検討を進めている」と答弁。検討内容としては、倫理教育の実施や、不正防止体制に不備がある研究機関への罰則規定などを挙げた。

一方、平木氏は、13~17年度までに40万人分の保育の受け皿を増やす「待機児童解消加速化プラン」に関して、「一番の課題は保育士の確保だ」と力説。特に「資格を持ちながら現場を離れている『潜在保育士』の掘り起こしをどう進めていくのか」と訴えた。

田村憲久厚生労働相は、同プランでは「17年度末までに7.4万人の保育士を確保しなければならない」と説明。その上で、潜在保育士について「(資格取得者が)大体100万人いるが、実際に現場で働いているのは40万人前後だ」として、ハローワークでの支援強化や、関係機関を通じた情報提供などを進める考えを示した。併せて、資格取得希望者の受講費の支援などにも取り組むと答えた。

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