e議員空白区で党員が"全権大使"に

  • 2014.03.14
  • 情勢/社会
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公明新聞:2014年3月14日(金)付



3月度公明新聞実配有権者比1%を初突破
滋賀・豊郷町



公明党議員の"空白区"を舞台に、党勢拡大へ走る党員たちがいる。滋賀県豊郷町。琵琶湖の東に位置するこの町で、3月度の公明新聞実配数が62部に上り、初めて町の有権者(5828人=2月1日現在)比で購読率が「1%」を突破した。

この町でどんな人が公明新聞を読んでいるのか―。町長、元教育長、自治会役員、経営者、さらに寺院関係者までがズラリと並ぶ。推進したのは壮年党員の中心者・西澤喜久雄さん(70)らだ。西澤さんと「毎日あと何部と励まし合った」という元持真里子さんや北川きえさんら党員の奮闘で1部また1部と積み上げ、悲願の「1%」をたぐり寄せた。

豊郷町は党組織でいえば二つの分会からなる。昨年12月からの部数の伸びは32部96ポイントというから、集中期間の目標達成率は465%に達したことになる。

5日に開かれた党員の集いで「1%達成」の横断幕を眺め、「これが夢だった」と語った松本信一さん(62)。今回6部を推進した松本さんは、豊郷町の"拡大"のカギを握る。



"垣根"払う「わいわい広場」



過去4回 昨春の来場者は1000人超


拡大の勢いを生み出しているのが党員主催のイベント「わいわい広場」。この実行委員長を務めるのが松本さんだ。豊郷町の西澤さん宅を会場に、周辺3町の党員らと共に毎年開催し、1000人超が集まるビックイベントに発展させた。

昨年春、4回目を数えた「わいわい広場」では、松本さんを中心に地域を総点検して作成した「地域の防災」パネルを展示。また、地元消防団からの申し出で合同の消火器訓練もあり、来場者からは「まるで地域行事のよう」と好評を博した。

会場ではコーラスや豊郷町発祥の江州音頭などレクリエーションも。披露したのは、西澤さんの妻・信恵さんらが交流し出演を依頼した地域のサークル。だから「誘いやすい」と、町のボランティア連絡協議会会長として奮闘する竹川富美子さんらが地域の有力者らを連れ出せば、二人の子どもを持つ北川雅代さんも"ママ友"と共に。そこに公明党の国会議員が訪れ、膝詰めで語り合うから「うれしい、頑張ってほしい」とさらに好感の輪が広がるのだ。また党員らは事前に招待チラシを知人に配布しているが豊郷町では実質、全戸配布になるという。

こうした取り組みは党員の清水清子さんが公明党と地域の「垣根が低くなり、党への理解が一気に進んだ」と手応えを語るように、公明新聞の拡大を加速化。一方、選挙結果でも昨夏の参院選で、豊郷町の公明党の得票率が19.61%と県内トップへと押し上げた。

"ワイワイ、ガヤガヤとにぎやかに"と願い命名された「わいわい広場」は今年も5月に開催される予定だ。松本さんらが練った今回の展示テーマは「結党50年のあゆみ」。議員空白区で"公明党の全権大使"たちの前進は、にぎやかさを増している。

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