e放射線副読本を刷新

  • 2014.03.03
  • 情勢/社会

公明新聞:2014年3月1日(土)付



全国の学校に配布 原発被害や影響など解説
公明が実現を推進



文部科学省は小中高生向けの放射線に関する副読本の内容を刷新し、28日公表した。現行版は放射線の基礎知識に特化していたが、福島県などからの要望を受けて東京電力福島第1原発事故の被害や影響についても具体的に解説した。約1200万部を作製し、4月から使えるよう全国の学校に配布する。

現行版は小中高用の3種類あったが、新版は中高生用を一つにまとめて2種類に。前半は事故概要のほか住民の避難や風評被害、除染や復興に向けた取り組みについて説明し、後半は放射線とは何かや人体への影響、身の守り方といった現行版の内容をコンパクトにまとめた。

原発事故を受けて2011年10月に作製された現行版は、事故については前文で触れているだけだった。

文科省は新年度に、副読本を活用するための教師用資料を作製する計画という。

副読本の内容刷新については、公明党が国会や福島県議会の質問で取り上げるなどして推進してきた。

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