e泉南アスベスト訴訟 一日も早い解決が必要

  • 2013.12.27
  • 政治/大阪
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公明新聞:2013年12月27日(金)付



江田氏ら、厚労相に申し入れ



公明党アスベスト(石綿)対策本部の江田康幸本部長(衆院議員)は26日、自民党アスベスト問題プロジェクトチームの佐田玄一郎座長(同)と共に厚生労働省を訪れ、田村憲久厚労相に対し、「大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟」の早期解決を求める申し入れを行った。

同訴訟は、アスベスト紡織工場が集中的に立地していた大阪府南部の泉南地域で、石綿肺や肺がんなどのアスベスト被害が深刻化したのは国の規制が不十分だったためとして、工場の元従業員などが国を相手に損害賠償を請求。このうち第2陣訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であり、国の不作為責任を認め、1審判決を上回る計約3億4400万円の支払いを命じた。一連のアスベスト訴訟で国の責任を認めた高裁判決は初めて。

今回の申し入れでは、訴訟提訴以来、既に原告のうち12人が亡くなっている現状に触れ、「これ以上、法廷で論争することは人道上からも許されない」と強調し、被害者救済を最優先にした上告断念と政治主導による早期解決を求めた。

申し入れ後、江田氏は、「一日も早い解決へ全力で取り組んでいきたい」と述べた。

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