e子どもへの配慮必要

  • 2013.11.22
  • 情勢/社会
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公明新聞:2013年11月22日(金)付



性同一性障がい 教員用資料の作成など要請
当事者団体と谷合、輿水氏



一般社団法人「gid.jp 日本性同一性障害と共に生きる人々の会」の山本蘭代表らが21日、文部科学省で前川喜平初等中等教育局長に対し、同障がいのある児童・生徒への対応に関する要望を行った。これには、同障がいに関する公明党プロジェクトチームの谷合正明座長(参院議員)と輿水恵一衆院議員が同席した。

要望書では、同障がいのある児童・生徒について、戸籍上の性別変更を可能とする特例法の年齢要件(20歳以上)から外れている上、学校現場でも十分な対応が図られていないと指摘。その上で、(1)学校現場における実態調査(2)教育機関での受け入れに関する指針の策定(3)教育関係者へのマニュアル作成や研修の実施―など11項目を要請している。

席上、山本代表らは、同障がいに対する認知度の高まりなどにより、専門の医療機関では若年層の受診が増えていると紹介。一方、学校現場に関しては、制服を着るのが嫌で不登校になったり、いじめに遭う当事者もいると述べ、「具体的にどうすればいいか各学校でも分からず、対応がまちまちだ。ある程度の指針を文科省で示してほしい」などと訴えた。

前川局長は、調査の実施や、教員などの参考となる資料の作成に取り組むとともに、研修などの機会も設けていくと表明した。

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