eプログラム法案 衆院通過

  • 2013.11.20
  • 情勢/社会
[画像]メインイメージ

公明新聞:2013年11月20日(水)付



難病対策など医療・介護改革に道筋
輿水氏が賛成討論



今後の社会保障制度改革の道筋を定めた「プログラム法案」が、19日午後の衆院本会議で自民、公明両党の賛成多数により可決され、参院に送付された。

同法案は、政府の社会保障制度改革国民会議が取りまとめた報告書を受け、医療、介護分野を中心に、改革関連法案の提出時期などを明示したもの。

本会議で賛成討論に立った公明党の輿水恵一氏は、日本社会が急激な超高齢・人口減少に直面する中で「給付と負担の在り方を含めた社会保障制度の見直しは避けられない」と指摘。将来にわたり持続可能な制度とするために、「法案の成立は不可欠だ」と訴えた。

続いて輿水氏は、同法案で掲げられた改革のうち、(1)2017年度までに効率的で質の高い医療の提供体制を築くため、病床の機能分化・連携を推進(2)住み慣れた地域で医療や介護などのサービスを一体的に受けられる「地域包括ケアシステム」の構築に向け、14年通常国会に法案を提出―などの例を挙げ、同法案によって「具体的な取り組みが迅速かつ計画的に進められる」と力説した。

さらに輿水氏は、難病対策が同法案に盛り込まれ、41年ぶりに抜本改革が実施される点について「画期的だ」と評価。その上で、今後の制度設計に当たっては、「難病患者の生活の実情を踏まえつつ、公平かつ適切な医療費助成制度を構築するとともに、治療法の確立や患者の社会参加支援などに全力を挙げる」と強調した。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ