e平和創造の先頭に立つ

  • 2013.08.16
  • 情勢/社会
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公明新聞:2013年8月16日(金)付

 

各地で終戦記念日街頭演説会
核兵器禁止条約締結を
憲法の3本柱は不変の原則

 

68回目の終戦記念日を迎えた15日、公明党は全国各地で街頭演説会を開催し、不戦・平和への誓いを新たにした。公明党の山口那津男代表は東京都豊島区の池袋駅東口で街頭演説し、戦争の歴史を忘れることなく、「日本やアジア、世界の平和をつくり出す行動の先頭に立つ」と力説するとともに、「唯一の被爆国である日本は核廃絶を訴える権利と責任がある」と述べ、非人道的兵器である核兵器の廃絶へ行動する決意を語った。

山口代表は核兵器の廃絶に関して、公明党が2015年に被爆地で「核廃絶サミット」を開くよう提案し、来年春には「軍縮・不拡散イニシアチブ」外相会合が広島で開催されることを紹介し、「一つ一つの動きを進め、世界に訴え広げながら核廃絶への道のりを歩んでいきたい」と強調した。

その上で、対人地雷やクラスター弾の禁止条約が締結され、公明党も働き掛け日本が加盟していることに言及し、核兵器でも「そうした条約締結のようなアプローチが可能だ。核兵器禁止条約の締結に向けて努力したい」と力説した。

憲法については「恒久平和主義、基本的人権の尊重、国民主権の三つの柱は、これからも軸は変えてはならない大原則だ」と訴えた。自衛権に関する政府の憲法解釈をめぐる議論については、「変える必要があると言うのであれば、なぜ必要か、どのように変えようとしているのか、その結果、どういう現実が生まれるのかを冷静かつ慎重に考えていかなければならない」と指摘。「日本国内の考え方のみならず、同盟国や近隣諸国、国際社会からの見方と合わせて考えていく必要がある」とも述べ「短兵急な議論ではなく、これからの日本と国際社会が共存していくためという先々を見据えた視点に立って考えていかなければならない」と強調した。

当面の政治課題に関しては「連立政権の誓いは経済の勢いを取り戻し、被災地の復興をスピードアップさせることだ」と主張した。

これには、高木陽介、高木美智代の両衆院議員、竹谷とし子参院議員らも出席した。

【大阪府】公明党の北側一雄副代表は大阪市中央区内で開かれた党大阪府本部の街頭演説会に、佐藤茂樹府代表、樋口尚也の両衆院議員、山本香苗、石川博崇、杉久武の各参院議員と共に出席し、平和外交の推進に全力を尽くす決意を訴えた。

北側副代表は「日本において戦後生まれの世代が8割に上る」と指摘した上で、次世代に、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えていく重要性を強調。また、「テロや貧困・飢餓の克服へ貢献していくことが平和構築につながる」と主張した。

佐藤氏は「被爆地、日本から核廃絶の流れを築く」と力説した。

【北海道】党北海道本部(稲津久代表=衆院議員)は、札幌市のJR札幌駅前で街頭演説会を開催。佐藤英道衆院議員、横山信一参院議員(ともに党道代表代行)のほか、道議、札幌市議の代表らが参加した。

佐藤氏は、「北海道民にとっての本当の終戦は北方領土問題の解決である」と述べ、日ロ平和条約の締結に向け全力を尽くすと訴えた。横山氏は、「唯一の被爆国である日本から平和の尊さを世界に発信していく」とし、不戦の誓いを新たにする決意を示した。

【神奈川県】党神奈川県本部の上田勇代表(衆院議員)は、相模原市南区の小田急線・相模大野駅前で街頭演説を行った。古屋範子党女性委員長(衆院議員)、佐々木さやか参院議員が同席した。

上田氏は、外交や安全保障、経済の再生、社会保障制度改革などの問題に対し、「真正面から立ち向かい、日本を希望の持てる、平和な社会にしていく」と力説。古屋、佐々木の両氏は、日本および世界の平和と発展に力を尽くすと訴えた。

【福島県】党福島県本部(甚野源次郎代表=県議)は15日、若松謙維参院議員(東北方面副議長)と共に、県内4カ所で街頭演説を行った。

このうちJR福島駅東口で若松氏は、憲法改正の議論に関し「平和憲法の意義を永久に守っていく」と強調。東京電力福島第1原発事故による避難生活の長期化についても「避難者が普通の生活に一日も早く戻れるよう、全力を尽くす」と訴えた。

【埼玉県】矢倉克夫党青年局次長(参院議員)は、さいたま市のJR大宮駅西口で街頭演説し、「唯一の被爆国である日本こそ、不戦の世界をつくっていかなければならない」と訴えた。

また、矢倉氏は、日本と近隣諸国との関係改善に尽力していく決意を強調し、「安定した、真に誠実な外交関係を政治の力で築いていかなければならない。私はその先頭に立って闘う」と主張した。

【静岡県】党静岡県本部(大口善徳代表=衆院議員)は県内各地で街頭演説会を開催。このうち、大口県代表は県議、市議とともに静岡市内でマイクを握った。


大口氏は、「公明党は『平和の党』として核の不拡散・廃絶へ全力を挙げる」と強調。憲法改正に絡めて論議を呼んでいる自衛権の問題については、「一方的・恣意的に(従来の政府解釈を)変更することには慎重であるべきだ」と力説した。

【兵庫県】党兵庫県本部は神戸市、尼崎市の2カ所で街頭演説会を開催。赤羽一嘉県代表、中野洋昌、濱村進の各衆院議員、山本香苗参院議員、県・市議らが参加した。

このうち神戸市で赤羽氏は、領土問題など東アジア近隣諸国との外交・安全保障に関する課題について「対話による平和的解決をめざしていく」と強調。山本さんは憲法改正論議に関連し「公明党は国民的議論を深め、合意を形成する役割を担う」と決意を語った。

【岡山県】谷合正明党青年委員長(参院議員)は、岡山市内で開かれた党岡山県本部(景山貢明代表=県議)主催の街頭演説会に出席し、平和構築への決意を訴えた。

この中で谷合氏は、来月4日から中国に派遣される党青年訪中団について、「中長期的な展望に立って次世代のリーダーたちと率直に意見を交わし、日中両国が利益を共有する互恵関係を築いていきたい」と強調。「日本を守り、国益を最大化する使命と責任を安倍政権の中で担っていきたい」と述べた。

【福岡県】党福岡県本部(木庭健太郎代表)は、各地で街頭演説会を開催した。北九州市小倉北区の旦過市場前では、秋野公造参院議員が地元議員と共に不戦の決意を訴えた。

秋野氏は戦没者への哀悼の意を表し、「あの悲惨な戦争を二度と起こしてはならない。平和を党是とする公明党が現行憲法の3原則を守り、平和構築の先頭に立つ」と力説した。

福岡、久留米両市の街頭演説会では、河野義博参院議員が参加し、マイクを握った。

【沖縄県】党沖縄県本部(糸洲朝則代表=県議)は沖縄市内で街頭演説会を開催。金城勉県幹事長(県議)は「二度と戦争を起こさないという誓いを新たにし、それぞれの議会で平和の思いを主張していきたい」と、恒久平和への決意を訴えた。これには金城氏のほか、与那嶺克枝、阿多利修、高橋真の各市議が参加した。

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