e公明が合意形成の"核"に

  • 2013.08.05
  • 情勢/社会
[画像]メインイメージ

公明新聞:2013年8月5日(月)付

 



魚住裕一郎・参院会長が抱負
「良識・再考の府」参院を取り戻す



1日に新体制となった参院公明党。参院会長に就任した魚住裕一郎氏に抱負を聞いた。

―参院公明が新たに出発しました。

魚住裕一郎参院会長 まず今回の参院選で、炎天下に、血のにじむような支援を賜った党員、支持者、創価学会員の皆さまに心から感謝を申し上げます。勇退された諸先輩には、これまで参院公明をリードしていただき、御礼申し上げます。

参院公明は1増の20議席となり、平均年齢46歳と若々しくなりました。初当選した7氏は各界の最先端で活躍してきた人ばかりで、意欲と情熱がみなぎっています。20人全員が一致結束して「大衆とともに」の政治実現にまい進する決意です。

―参院公明の役割については。


魚住 もともと公明党は参院から出発しました。「福祉」や「環境」といった生活者の課題を政治のど真ん中に据え、庶民の側に立って言うべきことを言い、実績を築いてきました。ブレない姿勢と、生活者のための政治を50年近くリードしてきたことが、参院での存在感を増し、その役割も大きくなってきたのだと思います。

"ねじれ"は解消されましたが、参院公明が連立政権の中で、国民目線に立って公明らしさを発揮するとともに、合意形成の"核"を担っていきます。

―今後の国会論戦に向けては。


魚住 残念ながら参院が「政局の府」と化すこともありました。先の通常国会で野党・民主党は政権を担った経験があるにもかかわらず、抵抗政党に戻ってしまった。その結果、参院が重視する決算審議はないがしろにされ、閉会手続きもできませんでした。

参院は本来、「理性の府」「良識の府」で、衆院の行き過ぎをチェックする「再考の府」です。そうした本来の意味で、参院の役割を取り戻す必要があります。参院公明は与党として、そうした本来あるべき参院らしい国会運営を心掛け、野党にも丁寧に働き掛けていきます。

政治課題は山積していますが、「国民目線」「生活者目線」「平和を守る」との公明の持ち味を発揮できるよう、山口那津男代表を中心に一致結束して汗を流してまいります。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ