e比例選第2党は初の快挙

  • 2013.07.23
  • 情勢/社会

公明新聞:2013年7月23日(火)付



参院選の大勝利
勝って兜の緒を締め、丁寧に

 

 

政治の安定を求める民意が明確に示された。参院選では自民、公明の与党両党が計76議席を確保し、非改選を含め参院の過半数122を超える135議席となった。

衆参両院の多数派が異なる"ねじれ国会"は解消され、自公両党による安定政権が6年ぶりに復活した。

公明党は埼玉、東京、神奈川、大阪の4選挙区で全員当選、比例区で7人が当選し、改選議席を1議席上回る11議席を獲得した。特に、比例区の得票数では民主党に競り勝ち、第2党に躍進。結党以来初の快挙であり、歴史に残る大勝利となった。

連日の猛暑の中、昼夜を分かたず献身的な支援を寄せてくださった党員、支持者、創価学会員の皆さまに、心から感謝と御礼を申し上げます。

2007年の参院選後から続いてきた国会の混乱・迷走に、ようやく終止符が打たれる。安定政権の使命は国民の期待に沿った政策課題を、着実にスピード感を持って前進させることである。

当面は、日本経済の再生と東日本大震災からの復興を、一段と加速させなければならない。

選挙戦で公明党は、「実感できる景気回復を」と訴えてきた。上向きつつある景気をしっかりとした回復軌道に乗せ、家計や地方、中小企業の現場に回復の実感が行き届くよう総力を挙げていく。

大震災の復興に向けても、どこまでも被災者に寄り添って、目の前の課題を一つ一つ解決していく。

民主党は結党以来最低の17議席にとどまった。つい半年前まで政権を担っていたとは思えないほどの大惨敗であり、「2大政党の座から転げ落ちた」(毎日 22日付)。

日本維新の会、みんなの党の両党も、昨年の衆院選のような躍進ぶりは見られなかった。地域に根を張れない政党は、総じて国民の支持を集められなかったと言えよう。

政権に対抗できる有力な野党が見当たらない中、公明党にはこれまで以上に多様な役割が期待される。山口代表は「議論を尽くして民意を受け止め、コンセンサス(合意)づくりを(自民党と)共に模索し、新しい協調をつくり出していく」と述べている。

安定した政治のための基盤はできた。勝って兜の緒を締めて、おごらず、謙虚に、丁寧に、自公両党がそれぞれの持ち味を生かし、幅広い民意に応えたい。

日本再建が迅速に進まなければ、国民の期待や信頼は失望に変わる。肝に銘じて取り組んでいきたい。

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