eがん教育検討会設置へ

  • 2013.07.17
  • 情勢/社会
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公明新聞:2013年7月17日(水)付

 

公明の提案で文科省が決定

 

26日にも初会合

 



文部科学省は、公益法人日本学校保健会に「がんの教育に関する検討会」を設置し、今月26日にも初会合を開くことを決めた。

学校での健康教育は、生涯を通じて健康で活力ある生活を送るための基礎を学ぶことを目的に実施されている。しかし、生活習慣の変化などに伴って国民の2人に1人が、がんにかかるといわれる現在、がん教育に具体的に取り組むことが必要だと判断した。

一方で、2012年度から16年度までを対象とした国のがん対策推進基本計画では、疾病予防の観点から、がん予防を含めた教育も行われている半面、がんやがん患者に対する理解を深める教育は不十分だと指摘。また、子どもたちが健康と命の大切さを学ぶことの必要性などにも言及している。こうした指摘を踏まえ、がん教育の在り方を検討する。

検討会は医師や教員、自治体関係者などで構成。16年度末までに、検討した内容を踏まえたモデル事業の実施や、教育委員会などによるがん教育用教材の作成・配布などを行う予定。

がん教育検討会の設置については、公明党がん対策推進本部(本部長=松あきら副代表)などが今年5月、下村博文文科相に対して、小中高校生に対するがん教育の具体策を協議するための検討会設置を要望。下村文科相は早期に設置する考えを示していた。

 

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