e参院選勝利断じて!

  • 2013.06.30
  • 情勢/社会
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公明新聞:2013年6月30日(日)付

 

山口なつお代表に聞く 
政治の安定で希望の日本に 
7月4日公示

参院選は7月4日(木)に公示され、21日(日)の投票日へ向け、本格的な舌戦に突入します。そこで、公明党の山口なつお代表(参院議員、参院選予定候補=東京選挙区)に、今回の参院選の意義と公明党の主張、目標などについて聞きました。 

平和の党・公明党が政権の安心感を増す。「実感できる景気回復」に全力 

争点は何か 


――都議選を大勝利し、いよいよ参院選です。 

山口 都議選で公明党は1993年以来、6回連続で全員当選、都議会第2党の座を奪還することができました。党候補を押し上げてくださった党員、支持者の皆さまに心から感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 

都議選を振り返ると、防災や待機児童など、都政の現実的な課題に対し、具体的な実績の裏付けをもって政策実現を訴えたことが有権者に評価されたと思っています。また、都議選で示されたのが「政治の安定」を求める声です。この流れは参院選でも揺るぎないと感じました。 

――参院選の争点は。 

連立政権の是非を問う。与党で過半数を確保し衆参の"ねじれ"解消 

山口 大きく二つあると思います。一つは、この半年間の自公連立政権の運営の評価です。連立政権で経済の再生と震災復興の加速を最優先に取り組んできました。景気は回復軌道に乗り始めています。震災復興も予算枠の拡充や福島復興再生総局を設置するなど一定の成果が出てきました。 

もう一つは、政治の安定、つまり、自公両党で参院でも過半数を獲得し、衆参の"ねじれ"状態を解消することです。もちろん政治の安定は、単に与党が衆参で過半数を確保しているだけでは不十分です。国民目線に立った政策実現力を持つ公明党が政権の柱をしっかりと担うことで、本当の意味での政治の安定が実現し、国民の政治に対する信頼につながると確信しています。 

公明党の訴え 

ネットワーク力と国民目線で政治動かし、実績生み出す公明 

――公明党の訴えは。 

山口 公明党の持ち味は、約3000人の地域に根を張る地方議員と国会議員の緊密なネットワークがあることです。この「小さな声を聴く力」で現場の声を受け止め、国民目線で政策を立案し、現実に政治を動かしてきました。 

さらに、中国や韓国などと党独自の交流を築いてきた「平和の党」として、国際社会における平和と繁栄に寄与してきた自負があります。政権に公明党がいることで、政治の安定、安心感が増します。他党にはない、こうした持ち味を訴えていきたい。 

――「小さな声を聴く力」とは。 

山口 具体例を挙げたいと思います。先の通常国会で注目された成年被後見人の選挙権回復です。3月14日に東京地裁で違憲判決が出たことに対し、公明党は政府に控訴断念を主張しつつ、選挙権回復に向けた法改正を訴えました。「違憲状態を解消すべきだ」との断固たる姿勢を取ったことで、与党・自民党や野党を動かして法案をまとめ、最後は全ての政党が共同提出者となって法改正が実現し、2カ月余でスピード解決しました。 

このほか、この通常国会では、いじめ防止法や子ども貧困対策推進法、障害者差別解消法、改正ストーカー規制法などを成立させました。政府が提出した法案の成立率は84%に上ります。これは「決められない政治」をさらけ出した民主党のどの政権よりも高い。 

自公連立政権が、いかに結果を出してきたか明らかです。 

――公明党の政策は。 

山口 経済成長率がプラスに転じ、雇用、生産、消費も確実に拡大していますが、国民にはその実感が伴っていません。今、求められているのは、政府・与党の成長戦略を実行に移すことです。これをけん引するのが与党・公明党の使命です。 

公明党は「実感できる景気回復」を実現するため、デフレ経済下で失われた賃金や雇用を回復させ、中小企業の注文・仕事の増大に結び付くように強力に推進していきます。 

目標 

4選挙区の完勝期す。 改選10を上回る議席めざす 


――参院選に向け決意を。 

山口 参院選で公明党は、埼玉、東京、神奈川、大阪の4選挙区を完勝するとともに、比例区と合わせて改選10議席を上回ることを目標としています。 

今回、経験豊富な現職に加え、国際性を備えた即戦力として新人予定候補を擁立し、公明党ならではの顔ぶれをそろえることができました。比例区は、非拘束名簿式と呼ばれる方式で行われ、有権者は「候補者名」または「政党名」のいずれかを書いて投票することになります。従って、各候補の人間的魅力も大いに訴えて、支持を広げていきます。 

今回の参院選では政党乱立が必至で、勢いづく政党もあれば巻き返しを図る政党もあり、情勢はかつてないほど緊迫しています。しかし政権担当経験があっても弱者の視点が欠けていたり無用な混乱をもたらす無責任な対応をしたり、主張は立派でもそれを実現する全国的な議員ネットワークが不備な政党ばかりです。 

本当に困っている人の声を真正面から受け止め、政治に反映させられるのは公明党しかありません。公明党が勝利してこそ、国民が安心して将来に希望の持てる、真の「政治の安定」が実現できるのです。私自身も予定候補の一人として拡大の先頭に立ち、断じて勝利してまいります!

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