e民主党の国会対応を批判

  • 2013.06.28
  • 情勢/社会

公明新聞:2013年6月28日(金)付

山口代表

決められない政治
ぶれて予測つかない
無責任な元政権党
過去の失敗に学ばない


公明党の山口那津男代表は、27日の中央幹事会でのあいさつなどで、通常国会終盤での民主党の対応について、(1)決められない政治(2)無責任な元政権党(3)ぶれて予測がつかない(4)過去の失敗に学ばない―の4点にわたって批判した。要旨は次の通り。

一、「決められない政治」は民主党の代名詞だ。衆院の「1票の格差」を是正する区割り改定法をめぐっては、当事者の衆院が可決し、参院に送付してきたのに、参院第1党の民主党は審議もせずに放置。60日以内に参院の意思を決める合意形成の責任が果たせなかった。

一、民主党は「無責任な元政権党」だ。民主党政権下で締結、署名した条約を与野党が合意して参院で先に審議すると決めていたが、民主党の委員長が審議せず、数本が廃案となった。

一、「ぶれて予測がつかない」のが民主党のお家芸。極め付きは、3野党が提出した首相の問責決議案に賛成し、4法案を廃案にしたことだ。当初、海江田万里代表や細野豪志幹事長は「電気事業法や生活保護法は、民主党が修正して参院に送った法案だから、成立させるのは国民への責任だ」と言っていた。参院民主は果たすべき責任を放棄した。

一、「過去の失敗に学ばない」のも民主党だ。3年前の参院選の前にも、民主党出身の議長が国会最終日の参院本会議の開催見送りを決定。閉会中審査の手続きをしなかった。このため、西日本に被害をもたらした集中豪雨に関して、災害対策特別委員会が閉会中に開けなかった。今回も、豪雨災害など緊急事態が起きても、参院が対応できない状況を繰り返した。国民生活より政局を優先する民主党の迷走にあきれるばかりだ。

 

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