t就労支援・豊中モデルについて
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2025年6月24日
質問)
就労支援・豊中モデルについてお尋ねします。
本市の生活困窮者支援は、支援を受ける人の状況により、福祉部と市民協働部が立て分けて取り組んできました。市民協働部の支援の柱となったのが就労支援事業です。
本市には、地域就労支援センターと無料職業紹介所があり、求職者の状況を把握して雇用主である事業者と丁寧につなげるしくみがあります。
また、常に事業者を開拓し、中間的就労の取り組みも事業者とともに取り組み、就職氷河期世代等の支援をはじめニートとなっている人への支援も取り組んでいます。
また、青少年交流文化館いぶきには、若者総合相談窓口と連携した若者サポートステーションがあり、庄内コラボでは、生活相談と連携した就労支援も行っています。このような就労支援・豊中モデルは、全国で評価され、他の自治体へ水平展開されてきました。
これらの就労支援事業については、国のモデル事業を積極的に活用し先進的な取り組みにチャレンジしてきたものが多いと思います。今後も国のモデル事業等を積極的に取り込み、他の自治体が展開できるような就労支援・豊中モデルを作り続けていただきたいと思います。お考えをお聞かせください。
答弁)
求職者への丁寧な支援と求人企業への適切なアプローチしていく本市の就労支援事業では、多様な課題を抱える生活困窮者、高年齢者や女性、喫緊の課題である就職氷河期世代など、多くの関係機関と連携しながら支援のノウハウを蓄積してまいりました。
今後、求職者・労働者向けにキャリアや働き方について考えるための講座やキャリアカウンセリングの充実に取り組むとともに、国や府などの動向を注視し、国のモデル事業等の活用を検討してまいります。
質問)
世の中には、求職者と雇用主をマッチングアプリでつなげるようなサービスも出てきています。いずれ、このような取り組みが本市で必要となるかもしれません。
ただ、本市が行ってきたような働くことに課題がある人への就労支援は、労働力を提供するだけではなく、キャリアを積んでいくという視点がある就労支援が大事なのではないでしょうか。お考えをお聞かせください。
答弁)
本市の就労支援のゴールは就職ではなく、就労継続による自立です。就労困難者へは、生活面・社会面の課題をアセスメントし支援したうえで、仕事への興味・適性やキャリアなどを確認し、無料職業事業などを活用し就労支援を行います。就職後も職場定着の確認し、就労継続を支援してまいります。
一方で多様な働き方を支援する観点から、いわゆるスポットワークの有用性にも着目し、今年度、地域課題解決支援事業において実証実験を行うことにしております。その検証結果などを受け、マッチングアプリ等の有用性が確認できるようであれば、就労に近い段階において就労体験を積むことを目的としたサービス利用などについても研究してまいります。
意見要望)
生活困窮者自立支援の柱は就労支援だと思います。今後も、新たな就労支援・豊中モデルを作ることに挑戦し続け、全国へ発信し続けていただきたいと要望します。
2025年6月定例会 本会議個人質問より
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