t八尾市立高安小中学校の英語授業を視察

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2023年11月7日



11月7日(火) 晴れ


 八尾市立の小中一貫校、高安小中学校の9年生(中学3年生)の英語の授業を堀川裕子府議、八尾市議5人と視察しました。

 この日の授業はチリ出身の小説家、ルイス・セプルベダの「カモメに飛ぶことを教えた猫」を中学の教科書向けに編集した文章が題材でした。寿命を悟り猫に卵を託したカモメ、その卵をかえし、ひなを育てた猫、そのカモメのひなが主な登場者です。

 教科書からもれた部分は教師があらかじめ英語版の小説のテキストを用意し、生徒に読ませます。生徒は2人1組で登場者のどのセリフが印象に残ったかなどを互いに説明しあいます。

 また、1人1台端末を活用し、事前に配信された物語の場面を描いたイラストをもとに、2人1組で内容を英語で教師に話します。教師は足りない単語を補ったり、うまくできたときはほめたりと、生徒に英語を話す楽しさを伝えようとする姿がよく伝わってきました。

 授業後の意見交換で、普段の英語教育の取り組みもお聞きしました。生徒たちに自分が行きたい国を説明させたり、教師の長期休暇の旅行先としておすすめの場所を選ばせたりと、どちらも生徒たちが楽しく挑戦できることを重視していました。

 2人1組での学習については友人同士で英語の得意な生徒とそうでない生徒を組み合わせています。生徒たちに任せると自分たちで取り組むようになるので、学び続ける上で大事なことだといいます。

 もともとあった小・中学校を改編し、小中一貫校に生まれ変わって今年で5年目です。英語教育には当初から力を入れており、小学校の間は話すことを重視しているとのことです。

 授業中、児童が「恥ずかしがって一言も話さないより、たとえ一文でも教師が聞いた方がいい」との考え方が浸透してきたのか、中学生段階に入っても話すことに抵抗はないそうです。

 英語で話す活動が読む、書く、にもつながっているといいます。さらに、英語に自信がついてほかの教科にも自信がつくようになってきた、と校長もその効果を話していました。

 これまで幼稚園・保育園から小中高校、大学と様々な学び舎にお邪魔してきました。そのたびに新たな発見があります。子どもたちが元気に学ぶことのできる場を提供できるよう、引き続き支援していきます。

 おまけの1枚。ハロウィンの飾りつけに見入る堀川府議と私です。

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