tこども包括支援体制・豊中モデルについて

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2023年6月28日



質問)

こども包括支援体制・豊中モデルについてお尋ねします。

私たちの会派は、国と連携しながら、子育て施策を大きく推進し、豊中市において、全国の自治体がモデルとするような子育て支援包括体制を作り上げていきたいと考えています。

そこで、こども・子育て世帯への支援体制づくりを統括されている野村副市長に、以下の点についてお尋ねします。

はじめに、こども・子育て家庭をまるごと支援するような体制づくりが必要ではないでしょうか。お考えをお聞かせください。

また、就学児支援における、居場所づくりや学校教育、放課後こどもクラブなどについての改善が必要ではないでしょうか。お考えをお聞かせください。

また、児童相談所の設置を契機に必要な社会的養育支援体制を構築する必要があると思います。お考えをお聞かせください。


答弁)

先日国において、こども未来戦略方針が決定しましたが、こども施策についての議論は、経済的支援が中心で、子育て支援の内容はこども大綱に持ち越されました。

子育て支援がなければ子育ての負担は軽減されません。本市では、経済的支援と車の両輪の子育て支援・サービスの充実を図り、こども包括支援体制を構築するため、昨年9月から、暮らしやすさ向上プロジェクトにおいて、検討を重ねています。

そこでの問題意識は、①支援を必要とする子どもや家庭に対して、確実に支援が提供できる資源があるのか、②子育て中の多様なニーズに応える資源があるのか、③就学児の支援についてニーズに応えられているのか、というものです。

そのため、公立・民間のこども園などあらゆる資源を活用し、地域における体系的な相談支援ネットワークの構築、訪問家事支援・一時預かりなどの支援・サービスの充実、そして、就学児の居場所の確立と学童保育の環境の改善などについて、検討を進めています。

一歩で、限られた財源の中で、これらを実現するためには、実際のニーズからかけ離れたものがないかを見直すなど、「創る改革」として、事業見直しも行うものと考えています。

次に、社会的養育支援体制についてですが、児童相談所の設置に向け、児童相談所や一時保護所の体制確保に加え、施設入所となるこどもへの支援環境の確保、里親機能が果たされるための環境整備など様々に取り組まなければなりません。

大阪府の資源等も有効に活用しながらではありますが、こども達の安全と安心、権利を確実に守るため、今後、社会的養育推進計画の策定を行う中で、出来るだけ早期に、必要な体制の整備を進めてまいります。


意見要望)

こども包括支援体制・豊中モデルについては、ご答弁に基づいた施策を具現化するため、今後とも議論を続けさせていただきますと申し上げます。


2023年6月 本会議 個人質問より

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