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t「大阪市会令和3年度決算特別委委員会(公営・準公営事業会計)【第2日目】」にて質疑④

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2022年10月17日



【マイボトルでの水道水の飲用利用促進について】


Q4-1(職員への啓発について)

昨日、吉見委員からも質疑があったところであるが、水道局では、設置型と移動型、2種類の給水スポットを活用して、ペットボトルごみの排出抑制による脱プラスチックに向けたマイボトルの利用促進に取り組んでいるということである。

この取り組みは、我が会派がかねてから積極的に推進しているSDGsの理念に適うものであり、本年3月の令和4年度の予算市会では、私も質疑で取り上げたところである。

その際、マイボトルによる水道水の利用促進を広く、また、将来にわたり続けていくため、とりわけ、未来を担う子どもたちへの働きかけの重要性について確認するとともに、市民の皆さんへの働きかけを担う立場の、本市職員への啓発についてもお尋ねした。

その後、これらについて、水道局としてどういった取り組みを行ってきたのか、まずは、職員への啓発について、説明願いたい。


A4-1(水道局総務部 総務課長)

マイボトルによる水道水の飲用利用促進にかかる職員への啓発についてであるが、本年3月末の、市役所本庁舎1階における給水スポット「水色スイッチ」の利用開始に合わせて、4月には、市役所職員全体を対象として、環境局の企画課長、家庭ごみ減量課長と当局総務課長の連名で、マイボトルと水道水利用を促す文書を発出するとともに、市役所内の「総務担当課長会」の場において各所属への周知依頼を行った。

また、この「水色スイッチ」には、目につきやすい位置に大きな文字で、「マイボトルで 脱プラスタイルにスイッチ!」「おいしい水道水を マイボトルで!」という2つのキャッチコピーを掲示し、マイボトルで水道水を飲むという生活スタイルへの転換が、脱プラスチックへの切り替えスイッチになるということを発信する工夫を行っている。

水道局内においても、職員を対象に水道水の飲用利用やマイボトルの利用についてのアンケートを実施し、6月には、その結果を踏まえた啓発コラムを庁内ポータルに掲載した。

アンケート結果によれば、普段からマイボトルを持ち歩いている職員の割合は、「毎日」と「ときどき」を合わせても、約46%にとどまっている。市民の皆様にライフスタイルの転換をお願いするにあたっては、まず水道局職員の意識を変えていく必要があると認識しているところであり、今後も継続して、マイボトルによる水道水利用の意義や重要性について粘り強く説明するとともに、定期的に効果測定のためのアンケートを実施し、その結果の分析に基づいた効果的な啓発に取り組んでいく。


Q4-2(子どもたちへの働きかけについて)

水道局の職員でも、マイボトルを持ち歩いているのは半数以下であるということであった。
市民の皆さんにマイボトルによる水道水の飲用利用促進を働きかけていく立場であるということを自覚して、率先して行動する必要があると考える。局内での啓発活動は、今以上にしっかりと取り組んでもらいたい。
次に、子どもたちへの働きかけについてはどうかお聞きする。


A4-2(水道局総務部 総務課長)

水道局としては、柴島浄水場内の「水道記念館」に、マイボトルの利用を促すきっかけとなる給水スポット「水色スイッチ」を設置しているほか、身近な淀川に流れ着いた実際のゴミや、SDGsの目標の一つ「海の豊かさを守ろう」などについて子どもたちにも分かりやすいよう解説したパネルを展示している。

「水道記念館」では、小学生とその家族をターゲットとするイベントを、年間60回開催することとしており、このイベントの中で、マイボトル利用の啓発動画を視聴していただくとともに、こうした展示などをご覧いただくことで、マイボトルの利用といった身近な取組みの積み重ねが、海洋プラスチックごみ削減という大きな取組みに繋がることを学んでいただいている。

また、令和4年度からは、市内の小学4年生の多くが来場する「浄水場見学」の場を活用することとして、浄水場内の見学の後にマイボトル利用の啓発動画を視聴していただくプログラムを追加し、さらに、毎日学校に持って行くマイボトルが、水分補給だけでなく環境にも良い効果があることをクイズ形式で学べるプログラムも実施している。

このクイズに、子どもたちは真剣に考えて回答してくれており、終了後には「休みの日にもマイボトルを持ち歩きます」や「お父さんにもマイボトルを持つように言います」といった多くの声が聞かれたところである。


要望2

今年度に入り、子どもたちへの啓発活動は着実に実施されているとのことであった。

水道局としては、浄水場や水道記念館を訪れる子どもたちへの働きかけを今後もしっかりと実施してもらいたい。

また、こうした水道局の取組みと歩調を合わせて、小学校の校内においても、マイボトルへの給水が可能な給水設備が整備されれば、マイボトルによる水道水の飲用利用の動きが加速されると考えている。

小中学校での給水設備の設置は子どもたちの熱中症対策にもなるので、是非進めるべきと考えているが、これに関しては、別の機会での質疑に譲ることとし、私の質疑を終了する。


10月17日
西 のりひと

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