t「大阪市会民生保健委員会」にて質疑②

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2021年6月9日


【あいりんシェルターを利用されている方の新型コロナウイルスワクチン接種などの取り組み状況について】


Q(あいりんシェルターを利用されている方の新型コロナウイルスワクチン接種について)


本年3月の民生保健委員会で、あいりんシェルターを利用されている方の新型コロナウイルスワクチン接種について質疑したところである。


あいりんシェルターを利用されている方をはじめ、居住が安定していない方については、高齢の方が多く重症化しやすいため、その方たちへの早期のワクチン接種が必要だと考える。


あいりんシェルターを利用されている方への接種に向けた、福祉局におけるその後の対策の進捗状況について聞く。


また、居住が安定していない方へは、ワクチン接種の周知や支援が行き届かない場合があると考えるが、現在、どのように対応しているのか。



A(福祉局生活福祉部 自立支援課長)


あいりんシェルターにおける新型コロナウイルスワクチン接種に向けた対策の進捗状況についてでございますが、


本年4月からあいりんシェルターを利用されている65歳以上の方に接種希望の有無などを確認したところ、ご自身でワクチン接種に向けた調整をされる方を除いて、接種券の取り寄せや接種にかかる管理などの支援が必要な方が約90人おられました。


現在、その方たちのワクチン接種に向け、あいりんシェルターにおける本市に住民登録の無い方の接種の申請、接種券の一括発行について手続きを進めているところでございます。


また、具体的な接種方法ですが、本市の集団接種会場のほか、近隣の医療機関での個別接種や施設での巡回接種など具体的な方法について検討をしてきましたが、衛生状態の確保、接種後の経過観察等や、安全性を確保するという観点から、近隣の医療機関における接種とすることとさせていただきました。


現在、医療機関との接種日の調整を行っており、また、接種当日に医療機関への引率を行うことや、2回目の接種終了までの健康や安全管理に努めてまいります。


次に、あいりんシェルターを利用されている方以外の居住が安定していない方へのワクチン接種の周知や支援についてでございますが、巡回相談事業を活用して、路上や公園などで寝起きされている場所等を訪ねて、ワクチン接種の必要性や接種券の申請方法の説明、身体の状況による区役所までの同行などを行うとともに、その後も継続的に接種状況を含めて健康観察を実施してまいります。


なお、ネットカフェ等に寝泊まりされる方については、店舗に周知ビラを配架してもらうなど、生活実態を踏まえたワクチン接種の周知に努めております。


6月9日
西 のりひと

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