t公設民営の中高一貫校視察

[画像]メインイメージ

2020年7月17日


大阪府議会公明党(肥後洋一朗幹事長)のメンバーはこのほど、大阪市住之江区にある中高一貫教育校「市立水都国際中学校・高等学校」(佐藤裕幸校長)を視察し、英語教育やICT(情報通信技術)を活用した学習活動などの先駆的な取り組みについて関係者から話を聞いた。西﨑照明市議が同行した。

 同校は、国家戦略特別区域法における学校教育法の特例を活用し、国内初の公設民営による併設型中高一貫教育校として昨年4月に開校。学校法人「大阪YMCA」が指定管理法人として運営している。

 同校の特色の一つは英語教育。教員の約4割がネイティブで、数学や理科などの授業も一部、英語で行われている。さらに、海外の大学への入学資格が得られる世界共通の教育プログラム「国際バカロレア」の認定も受け、探求型学習やグループワークなどを通じ、グローバル人材の育成に力を入れている。

 また、同校はICT教育にも先進的に取り組んでおり、全生徒がノートパソコンを持ち、日常的に授業で活用。新型コロナウイルスの影響で休校となった4月17日から5月29日までの期間も、民間企業が提供する複数のサービスを活用したオンライン授業などを実施し、生徒たちの学びの継続に重点を置いてきた。

 佐藤校長らは、オンライン授業について「普段からICTを活用していたからこそ、非常にスムーズに移行できた」と強調。ICTを有効活用しながら、思考力やコミュニケーション能力など「21世紀型スキルを身に付けられる学びを大阪でも実践できるよう、頑張りたい」と話していた。

 視察後、肥後幹事長は「大阪から世界に羽ばたく子どもたちを応援するため、府の教育施策の充実に生かしたい」と語った。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ