tコロナ対応第2弾・補正予算討論より

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2020年5月19日


令和2年度豊中市一般会計補正予算第4号について、原案に賛成、修正案に反対の立場で、公明党市議会議員団を代表し討論させていただきます。


現在、国の緊急事態宣言で、大阪府においても要請を受けて休業をした事業者が多く実体経済は疲弊を極めています。そういう状況において、国制度による持続化給付金や府と市が出し合う休業要請協力金などが事業者を助けています。


ただ、休業要請の対象にならない事業者の中にも大きく売り上げを落としているところがあります。そういう事業者を元気づけて、前向きに商売していくためにも、小規模事業者応援金を市独自で作り、また、衛生用品などに産業活動助成金を出すことを評価したいと思います。


俗に、景気の気は、気分の気であると言います。


さあ、これから心機一転商売をするぞという事業者が元気になり、やる気になり、勇気を持つような事業になると思います。


大学生等のアルバイト収入がなくなり、学費や生活費に困窮していることも大きな課題です。その大学生を市が緊急雇用をするという事業も、学生たちに大きな勇気を与える事業です。


医療従事者の頑張りは論を待ちません。医療用ガウンが不足した時、豊中市の学校給食課等の職員を中心にポリ袋を使ったガウンづくりを行ったことは大きくマスコミに取り上げられ話題を呼びましたが、これには市が縦割りでなくチームでコロナ禍を乗り越えようとする意志を感じます。


その医療従事者が安心して少しでもゆとりをもって患者に向き合えるよう医療・福祉等従事者宿泊費助成事業も時宜を得ていると思います。


住居確保給付金も国の制度で、令和2年4月20日から対象者が広がりましたが、クレジットカードで家賃を支払っている場合などにおいてもていねいに大家さんとやり取りをして対応していただいています。


また、子ども食堂フードデリバリー事業は、平常時から地域の課題に向き合っていただいている団体とも協力をして、今回の感染症を乗り越えていこうという事業です。市民活動はつながることが財産です。感染症はそのつながりを分断するものです。そういう環境下でどうつながっていこうかと努力することが、新しい市民活動、市民協働の活動を生み出していくものと確信します。


本市はこれまでも様々な課題を解決するため関係者が連携して事に当たるプラットホームをつくってきました。この手法により課題ごとに多くの先進的な取り組みが生まれ、全国的に豊中モデルとして展開されるようになっています。このプラットホームには常に縦割り行政の課題から財源をどこに求めるかという課題があります。今回、コロナ対策の基金を設け、変化するコロナ対応に活用することはもちろん、将来的には、様々な課題に向き合うプラットホームの財源に活用することも視野に入れ、クラウドファンディングの基盤となるポータルサイトをつくる事業にも大いに期待したいと思います。


提案された事業全体を俯瞰し、豊中市民を信頼し、市民協働、公民連携、庁内連携で課題を解決しようという豊中市の魂と誇りを垣間見ることができます。


現在は、生活や事業のセーフティネットが最大の課題であることは間違いありませんが、長期戦が予想されるコロナ対応において、次の支援策や第2波の備えにおいても、市がお役所仕事を排し、市民協働、公民連携を大切にして、コロナを乗り越え、誰もが住み続けたい豊中市をつくりゆく事業を実行し続けていただきたいと要望します。


最後に、公明党豊中市議団もコロナ禍に打ち勝つため、追撃の手を緩めず仕事をしていくことを約束し討論といたします。


以上


2020年5月18日 本会議 補正予算 討論より

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