t今回の議会運営委員会を振り返って

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2020年3月12日


昨日は無事に福祉教育委員会の審査も終え、委員長としてほっとしております。

今回は9日に行われた、議会運営委員会の内容について書きたいと思います。

内容は、6月、9月に引き続き某会派が提出した、議員報酬削減議案についての審議でした。

提出会派は、提出理由を、「議員報酬を削減することにより、例えば、通学路における安全確保対策の拡充やさらなる警備強化、すなわち学校警備員を日中常駐させるなど、子どもたちへの安心・安全のためにも報酬削減分を財源に充てていくことも可能」と述べました。

一方で、彼らは市民に配布した通信には、守口市のPTA協議会が2月に大阪府に提出した要望書、これは「未来を担うすべての子ども達に豊かな教育を!」とのタイトルで9項目にわたり、大阪府に教育予算の確保を求める要請書ですが、この一部分である「警備員の配置」を取り上げ、「子ども達の安心・安全を優先し、報酬削減案にご賛同頂けるのか、もしくは、ご自身の報酬のほうが大切だとご判断されるのか、是非、ご注目を頂きたく思っています。」と府への要望を市議会の報酬削減にすり替えて書かれていました。

また、大切なお子さんやお孫さんの安心・安全を一番に考え引き続き行動すると続けられていました。

であるならば、子どもの安心に対して、この会派はどれだけ汗をかき、動いてきたのでしょう。

我々公明党は、児童の安心安全を守るため、これまで、守口市内全通学路の点検や議会質問、毎年の予算要望などを繰り返し行い、学校の耐震改修、エアコンやウォータークーラー、通学路にグリーンベルトの設置など、推進してまいりました。

一方、彼らの会派は当選してからこの一年間、議会で警備員について全く質問せず、予算要望など市に働きかけも一切行っていません。11日に行われた福祉教育委員会においても、元校長だったその会派の議員が出席していましたが、学校警備に対する予算の審査でも一言も発言はしておりません。

そもそも私たち議員には市の予算の編成や執行の権限はありません。

その代わりに、議員は、市からの提案された予算に対して議決する権限を与えられています。

ですから、議員が警備員配置などの予算をつけることが可能ですというのは厳密に言うと語弊があります。

繰り返しになりますが、議員は市民のための施策を実現するために、議会質問や予算要望を提出するなど市に働きかけをするのです。

議会運営員会内では市のPTA役員さんの言葉が紹介され、「府に対して要望をしたことを勝手に市への要望のように利用されていることに怒りを感じた」とのことでした。

さらに、この通信を作成するにあたり、彼らは、市のPTA協議会に対して掲載の了解を取っていないことが明らかになりました。

委員会の中で、子どもの安心安全を利用して、自分たちの主義主張を実現しようとするのはやめて欲しいとのPTAの方の言葉を突きつけられた、その会派の代表はどう思ったのでしょうか。

最後に、我々の主戦場は議会です。SNSではありません。その議会運営委員会で議論した内容が包み隠すことのない事実です。内容は全てオープンです。またすでに掲載の議事録にもこれまでのこの会派の議員提出議案について審議の内容が掲載されております。

これまで、その会派の議員提出議案に対して、我々会派が反対した理由はこの議事録に書かれております。

どうか皆様にこれまでの議事録と併せて、今回の議事録が出ましたらご一読いただければと思います。そこに全てが書かれています。

守口市議会 会議録閲覧(9月12日、12月16日の議会運営委員会です。先日の3月9日は後日掲載されるとの事です。)

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