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t学校現場と放課後等デイサービス事業所の連携について

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2018年12月21日



【質問】

学校現場と放課後等デイサービス事業所の連携についてお尋ねします。

発達に課題のある子どもたちの支援については、特に小学校低学年の時の支援が大切であると思います。そして近年は放課後に利用する療育施設として、民間事業者の放課後等デイサービス事業所が増えてきています。

発達に課題のある児童の適切な支援のため、今後、学校現場と民間の放課後等デイサービス事業所の連携が必要となってくるのではないでしょうか。お考えをお聞かせください。


【答弁】

放課後等デイサービスは児童福祉法に位置付けられた支援ですが、近年、放課後等デイサービスを利用している児童生徒が増えており、教育と福祉の連携については、文部科学省も示しております。

教育委員会といたしましても、児童生徒の放課後等デイサービスの利用は、学校教育との時間的な連続性があることから、療育での情報を参考に、一日を通しての児童生徒の状況を把握したうえで学校教育を行うことの有効性を認識しております。また 「個別の教育支援計画」を保護者参画のもと作成し、放課後等デイサービスとの連携ツールとしても、保護者に活用していただけるよう取り組んでおります。 今後も連携のあり方についての課題を整理しながら放課後等デイサービスとの連携をすすめてまいりたいと考えております。


【質問】

学校現場と放課後等デイサービス事業所の連携は、現在、児童個別でケースバイケースの対応となっています。ただ、今後も放課後等デイサービス事業所が増えていくことを考えると、学校現場がどうかかわっていけばいいのか、原則的な考え方を明確にしないと、かかわり方の根拠がないままに対応することが続いてしまいます。かかわり方のガイドラインをつくる必要があるのではないでしょうか。お考えをお聞かせください。

また、民間事業所における対応のばらつきをなくすように情報共有をしっかり行う連絡会を市が中心となって行っていただきたい。お考えをお聞かせください。


【答弁】

放課後等デイサービス事業所と学校との連携につきましては、学校と事業所との役割分担の整理や、送迎時の引継ぎに係る連絡調整などの課題があると認識しております。この課題については、平成27年に国から発出されたガイドラインに示されていますが、市としても教育委員会と連携し、学校現場における事業所との対応について現状分析及び課題の整理を行い、現場における対応について取りまとめ、学校現場や事業所に示してまいりたいと考えております。

なお、学校現場において放課後等デイサービスの制度や国のガイドラインに示されている事項について理解を深める取組みとして、平成31年度から実施予定の小中学校教員等を対象とした療育や発達支援に関する研修会で周知してまいります。

また、事業所間での情報共有や人材育成に係る取組みについては、引き続き市での研修会で周知を行うとともに、ご質問にあります事業所連絡会の設置などにより、事業所が主体となって支援や連携における課題などを共有し、支援の質の向上などに取組むことができる仕組みづくりについて取組みをすすめてまいります。


【意見要望】

発達に課題のある子どもたちの教育、療育が進むよう、学校現場と放課後等デイサービス事業所が連携するための環境整備を要望します。


平成30年12月 本会議 個人質問より

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