tSPS初認証の聴覚支援学校を視察

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2018年7月2日


7月2日、大阪府立中央聴覚支援学校を視察。同校は5月24日、子供の安全対策に持続的に取り組むセーフティー・プロモーション・スクール(SPS)に認証された。SPSは、大阪教育大附属池田小事件を教訓に大教大が4年前に設けた規格で、特別支援学校では初めて。
SPSは、生活、交通、災害の各分野ごとに作った安全対策計画や、子供への指導や設備、警察など外部機関との連携状況について、大教大教授らでつくる協議会の審査を受ける。認証校は日本と中国で計18校目。
中央聴覚支援学校には幼稚部から高等部まで161人が在籍する。音が聞こえにくい子供たちには情報を視覚で伝える必要があり、同校は1年がかりで準備をした。緊急時に赤色が点滅する回転灯など既存の設備に加えて、右側通行を促すため廊下や階段に、子供たちの作った紙製の立て看板を置いたり、進行方向の矢印を貼ったりした。不審者への対応など訓練や安全講習も従来の倍の約30回行った。

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