t11月23日 岸和田市農業まつりで挨拶

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2017年12月10日



11月23日(木)岸和田市農業まつりで挨拶



寒い中、農業まつりの大成功おめでとうございます。この日のために貴重な時間を工面し用意をしていただき本当にお疲れ様でした。

大阪の農業は頑張っています。しゅんぎくは生産量で全国第2位です。ふきは3位、こまつなも8位、泉州水なす、紅ずいき、大阪しろな、大阪きゅうり、トマト、河内れんこんなどすばらしい農産物がたくさんあります。

食欲の秋を迎え、各地で実り多い話題が伝えられていますが、改めて食の問題を考える、いい季節を迎えました。平成一七年に食育基本法が制定されて以来、健全な食生活が営めるように、国民一人ひとりが食育について、この時期、全国各地で食育のイベントも開催されているところです。

近年、ハウス内を有効に利用するため、栽培ベッドを移動させることでイチゴ等の高密度栽培を可能にした栽培システムや、重量物の移動や運搬時の身体への負担を軽減するロボットスーツなどの農業技術も民間企業において、次々開発されています。こうした最先端技術を取り入れ、生産だけでなく加工・販売まで行う6次産業化の取組みを併せて進め、経営の安定化を支援すべきと考えています。

2千万を超える人口を有する近畿においては、多くの直売所が活況を呈しており、京阪神という人口集積の中で地場産の野菜を求める消費者も多く、特に近畿は、永年にわたり我が国の政治・経済、文化の中心であったという歴史の中で、それぞれの地域で培われた食文化とそれに繋がる個性豊かな伝統野菜が数多くあります。

そして、こうした伝統野菜の生産拡大を図ろうとする動きが近畿の各地域で広がっています。私は、この動きは農業生産の振興のみならず、地域の食文化を見つめ直し、その価値を再評価することにも繋がり地域振興の一助となるものと確信しているところです。

表彰を受けられた皆様、大変におめでとうございます。

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