t岩手県被災地を視察

2014/05/23



 15日から16日、東日本大震災の大阪府のカウンターパートである岩手県の被災地を視察訪問しました。初日は、午前中に「遠野まごころネット」を訪問。ここは、発災直後から民間ボランティアの中心拠点として今日に至るまで大きな役割を果たしたところです。多くのボランティア団体の中で、個人のボランティアを受け入れた唯一の団体として注目されました。午後からは、岩手県庁を訪問。大規模災害における課題と今後の課題をテーマに担当部局から様々なお話を伺いました。

 二日目は、午前中に陸前高田市の気仙川水門の工事状況を視察の後、米崎小学校を訪問。学校長より体育館の耐震化及び備蓄について説明を受けました。午後からは、大船渡市に移動し、4月30日に初水揚げがあったばかりの新大船渡魚市場を視察。その後、岩手県沿岸広域振興局大船渡土木センターを訪問。大阪府からの派遣職員の代表の皆さんと懇談、激励のあいさつをさせていただきました。

 18日に瑞光中学校と豊里小学校で開催しました議会報告会の折に今回の岩手県被災地視察について報告致しました。
現地では、さすがに瓦礫は撤去されており、各地で防潮堤や港湾施設工事、大規模な地盤の嵩上げ工事が行われていました。しかし、肝心の多くの被災地住民の生活は仮設住宅や避難先のままであり、いつ元通りの生活になるのか、先の見通しは全く立っていない現状であり、本格的な復興は、まだまだこれからであることをお話ししました。

 そして、議会報告会では、被災地に吹く二つの風について触れました。1つは「風化」の風であり、もう一つは、「風評」の風です。この二つの風に立ち向かい、党として引き続き全力で支援活動を行っていくことを表明しました。

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